山田孝之さんは現在、昔ほどテレビでは見ないのに、ニュースやSNSでは新しい挑戦の話題がたくさん出てきます。俳優として数々の代表作に出演してきた一方で、映画のプロデュースや会社経営、そして本気の農業まで始めているというから驚きですよね。この記事では、そんな山田孝之さんの今を、「俳優としてのキャリア」「ビジネス・プロデュース面」「山田孝之 農業というライフワーク」の3つの軸でまとめていきます。
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山田孝之のプロフィール
山田孝之さんは1983年生まれの俳優で、10代の頃にドラマデビューして以降、映画やドラマ、配信作品まで幅広く活躍してきました。初期は爽やかで少し不器用な青年役が多かったものの、年齢を重ねるごとにダークで重たい役柄や、コメディ要素の強いクセのあるキャラクターもこなすようになり、「変幻自在の役者」というイメージが強くなっていきます。王道の青春ものから社会現象になった恋愛映画、バイオレンス色の強い作品、思い切り振り切ったコメディまで、とにかく振り幅が広い俳優さんだと分かります。
俳優としての活躍
デビュー後しばらくは、NHKの朝ドラや学園ドラマなど、爽やかで親しみやすい役が中心でした。その後、「電車男」「世界の中心で愛をさけぶ」などで映画スターとしての知名度を一気に高め、「白夜行」や「クローズZERO」では、心に闇を抱えた人物や不良たちの世界を、圧のある演技で描き出していきます。さらに「勇者ヨシヒコ」シリーズでは、低予算設定を逆手に取ったシュールコメディで、全力でバカをやる姿が多くのファンの心をつかみました。
近年では、Netflixドラマ「全裸監督」で村西とおる役を演じ、世界配信の作品で体当たりの演技を見せたことも大きな話題になりました。このあたりから特に、「挑戦的な作品を選ぶ俳優」という印象が強まっているように感じます。山田孝之 現在は、以前のように毎クール連ドラに出続けるタイプではなく、映画や配信ドラマなど、作品ごとにじっくり向き合いながら、自分が本当に面白いと思える現場を選んでいるようなスタンスに見えます。
俳優以外はなにしてる?
では、俳優の仕事以外で、山田さんは今どんな分野に力を入れているのでしょうか。ここでは大きく3つに分けて見ていきます。
俳優としての表舞台だけではなく、作品を作る側・仕事を生み出す側に回る動きがはっきり増えているのが、山田孝之さんの現在の大きな特徴です。
プロデュースや裏方の仕事
山田さんは、俳優として出演するだけでなく、映画やプロジェクトの企画・製作に関わることも増えています。主演映画で製作に名を連ねたり、クリエイターたちと一緒に「こんな作品を世の中に出したい」というところから関わったりと、裏方寄りの立場で動く機会がはっきり増えてきました。俳優の仕事は、どうしても与えられた作品に参加するという側面が強くなりがちですが、プロデュースに回ることで「自分たちで場をつくる」「企画から関わる」という自由度が高まります。山田さんの場合、面白いものをつくりたいという感覚がとても強く、それを実現するために、自然と裏方の仕事にも領域を広げていったように見えます。
MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)
まず取り上げたいのが、山田さんが立ち上げから関わる短編映画プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」です。メジャーとインディーズの垣根を超えて短編映画を作る場をつくり、無名の監督や俳優も参加できる仕組みを目指した企画で、山田さんはプロデューサーとして名を連ねています。自ら出演することもあれば、作品づくり全体を支えるポジションに回ることもあり、表の仕事と裏方の仕事を柔軟に行き来している印象です。このプロジェクトはシーズンを重ねて継続中で、ハリウッドでのインターナショナルプレミア上映が決定したことも話題になりました。
出典:ザテレビジョン
THE OPEN CALL
さらに注目されているのが、「THE OPEN CALL −MAIN PARTNER 山田孝之−」という大規模俳優オーディション企画です。NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で配信されるもので、年齢・性別・事務所所属・演技経験を問わず、俳優志望の人たちを広く募集し、長編映画の主要キャストを選ぶというプロジェクトです。発表から短期間で1万3000人超の応募が集まったとも報じられており、その注目度の高さがうかがえます。
山田さんは単なる審査員ではなく「メインパートナー」という立場で参加しています。応募者と実際に芝居を交わしながら、その人の魅力を引き出す役割を担い、最終的に完成するオリジナル映画では企画・脚本・プロデュース・出演まで関わる予定とされています。オーディションの過程で見えてきた応募者の個性や感情を脚本にも反映させていくスタイルで、「一緒に物語をつくる」というコンセプトが独特です。
出典:ANNnewsCH
会社経営とビジネス面の顔
プロデュース業と重なる部分もありますが、山田さんは会社経営や事業への参画という面でも存在感を見せています。映像関連の会社やエンタメ系プロジェクトに出資したり、立ち上げメンバー側に回ったりと、「事業づくり」に近い関わり方をしているケースが多いとされています。
実際に関わったと紹介される作品には、「デイアンドナイト」(企画・プロデュース)、「ゾッキ」(竹中直人さんや齊藤工さんとの共同監督・プロデュース)、「裏ゾッキ」(制作の舞台裏を追うドキュメンタリー)などがあり、出演と企画・製作を掛け持ちしているパターンも珍しくありません。
また、音楽・アート・ファッションといった映像以外のジャンルのクリエイターとも積極的にコラボし、「俳優だからここまで」という枠を超えて、面白そうな人やプロジェクトに自分から飛び込んでいく姿勢が印象的です。こうした動きを通して、表現の場所そのものを増やしていく役割を楽しみながら担っているように見えます。
農業
そして、山田孝之さんの現在の活動の中でも特に目を引くのが農業です。俳優業とはまったく違うように見えるこの分野に、本気で取り組んでいるところが、今の山田さんらしさをよく表しているように感じます。
山梨での畑仕事と自然なスタイル
山田さんは、ここ数年、山梨などの地方で畑を借り、本格的に農業に取り組んでいると紹介されています。放置されていた休耕地を自分たちで耕し、竹を炭にして土づくりに活かしたり、雑草を刈って畝に敷いたりと、自然の力を引き出すようなやり方で、時間をかけて畑を育てているそうです。一見すると効率の悪そうな方法ですが、その分「土の状態からきちんと向き合いたい」という思いが強く伝わってきます。
原点回帰というキーワードと理由
なぜ山田孝之 農業なのか、という理由については、インタビューなどで「原点回帰」という言葉が何度も出てきます。子どもの誕生をきっかけに食への意識が変わったこと、世界情勢や日本の食料自給率の低さを知る中で、自分で食べ物を作る術を持っていたいと感じたことなどが背景にあるようです。10代の頃から自給自足への憧れがどこかにあった、という話も語られていて、長く温めてきた思いが、ようやく形になってきた印象があります。
仲間とのプロジェクトとこれからの食
さらに山田さんは、1人で畑に向き合うだけでなく、「原点回帰」というテーマで仲間たちとプロジェクトを組み、全国各地の耕作放棄地を畑に変えていくような活動にも関わっているとされています。固定種や在来種の野菜を育てることにこだわり、イベントやトークを通じて農家さんや消費者と一緒に「これからの食」について考える場をつくっているのも特徴的です。単なる趣味の家庭菜園ではなく、社会全体の食の土台にも目を向けている姿勢がうかがえます。
農業をする姿から伝わる雰囲気
SNSや雑誌のインタビューでは、畑での作業風景や、土まみれになりながら笑っている表情が紹介されることもあります。そこでの山田孝之 現在の姿は、作品の中で見る“孤高の俳優”というイメージとはまた違う、柔らかくて楽しそうな雰囲気を感じさせてくれます。汗をかきながら土に触れている様子を見ると、「この時間を本気で大切にしているんだな」ということが、画面越しにもじんわり伝わってきます。
まとめ
山田孝之さんの現在の活動は、売れっ子俳優から一歩進み、「面白い仕事」と「自分らしい暮らし」に軸足を移しているように見えます。俳優業を続けながらプロデュースや会社経営で場をつくり、山田孝之さんが農業を通して自分と家族、社会の原点を見つめ直す姿は、私たちがもう一度立ち上がるヒントにも感じられます。

